いっちゃんのリュックサックを背負って

このブログは私が日本全国をリュックサックを背負って、見たこと、感じたことをありのままに書いています。どんな旅をしているか楽しみながら読んでください!

一粒で二度美味しい出石城跡、その2。

出石城跡の正面から見たら左側にあたる神社の部分へ向かうことにした。  

 


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↑左側にある神社の入り口。


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↑朱門の並んだ鳥居がずら〜り。

 

階段にずら〜りと並んだ朱色の鳥居を上がっていく。

ここは、有子山稲荷神社という。

 

この朱色の鳥居を歩きながら数えると37あった。

本殿は出石城の本丸跡の更に上に御鎮座されている。


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↑朱色と石の鳥居がお出迎え。


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↑有子山稲荷神社の本殿。

 

出石城は、天守閣がなかったのでここを天守台(天守閣の代わり)として使われた。

 

ここから有子山口に通じる道があったが、通行止めになっていた。

 

本殿に向かう途中には、拝殿もあった。


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↑有子山稲荷神社の拝殿。

 

出石城跡を見ていたら、ちょうど雨も上がり、青空も見えてきたので、折り畳み傘をしまい、再び町の散策をすることにした。

一粒で二度美味しい出石城跡・その1。

出石城跡をじーっと見ると城の部分と神社の部分が一緒になっていて、これが「一粒で二度美味しい」(アーモンドグリコのキャッチコピーが浮かんでしまった)


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↑橋も立派だが門も立派。

 

出石城登城門と言うことは、出石城に仕えるお侍さんが使用していたのか。

 

二の丸跡に立つと凄く広い。


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↑二の丸跡、結構な広さ。

 

更に本丸跡に登ってみると、こんな建物が・・・。


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↑この建物は一体何か?

 

これは、出石そばと深いかかわりがある場所である。

ここは、感応(かんのう)殿と言い、藩主の仙石氏の祖(もと)の権兵衛秀久公が祀られている。

石川五右衛門を捕らえるほどの豪傑であったそうな。

 

そして、出石そばとの関係も書かれていて、1706年に4代目の仙石政明公が出石に来た際、信州一の蕎麦打ち名人と一緒に来て広げていったという。

 

出石そばを食べる際に思い出すのも良いかもしれない。


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↑二の丸跡から出石の町を望む。

コロコロ変わるお天気の中で。

出石のバス停を降りたとたん、雨の振り方は強くなる一方。

 

リュックの中から折り畳み傘をさして歩くことに。

 

まずは、手かがりを探すことに。

少し歩くと道の色が変わっているところが。

歩いているとさすがは、城下町。

迷路みたいになっているなぁと感じながら中心地と思われる場所に到着した。


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↑出石の町の真ん中(シンボル)の時計台。

 

これは、辰鼓楼(しんころう)と言い、廃城となった出石城三の丸大手門石垣を利用して、明治4年(1871)に造られた。

名前の由来は、「辰」は時間、「鼓楼」は太鼓を叩くやぐらを意味する。

高さは13m、内部は4階建ての構造。

最初は、最上階から太鼓を鳴らして時刻を知らせていたが、明治14年に城下町で開院していた池口忠恕が時計を寄附してから時計台となった。

札幌時計台とともに日本最古の時計台となっている。

 

真向かいには出石城跡が見えている。


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↑正面から出石城跡の全貌がまる見え。


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↑登城橋がある。

 

早速、雨のぬかるみに気をつけて出石城跡に行くことにした。

豊田町のバス停から

豊田町バス停にやってきました。


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豊田町バス停の標識。

 

時刻表には出石方面はもちろん、八鹿や江原方面の時刻表もある。


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全但バスの時刻表。

 

平日・土休日に別れてではなく、どこか土✕、土日✕、日✕と書かれているものもある。

 

次の出石行きは、10時2分と思いきや、土✕なので、次は10時43分、それなら結構時間がある。

 

ということでバス停近くのファミマで、暖かいコーヒーを飲みながらひと息ついて、改めて10時43分、出石方面へ向けて出発した。

 

路線バスは円山川沿いの堤防道路を走行して、約30分で全但バスの出石営業所に到着した。


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↑女性にも人気の但馬の小京都・出石。

全但バスで一路、豊岡へ。

全但バスの大阪〜城崎温泉便は一日6往復で最速2時間54分で結んでいる。

 

最速便は大阪口は千里ニュータウンのみ止まり、新大阪駅や宝塚インター、西宮北インターを通過する。

 

そのため、阪急三番街を出発して40分後には中国自動車道舞鶴若狭自動車道に入っている。

 

しかし、舞鶴若狭自動車道に入ったとたんに雨が降り始める。

北近畿豊岡自動車道に入ると本降り。

 

そして、午前8時50分。

休憩場所の道の駅あおがきに到着。


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↑休憩場所の道の駅あおがき。

 

道の駅が休憩場所になっているのは珍しく感じられた。

 

和田山インターを過ぎるとバスは国道をひた走る。


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↑但馬を代表する川、円山川が見えてくる。

 

円山川が見えたところで午前9時55分、豊岡地区の中心停留所、豊田町(とよだまち)に到着した。


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↑特急バスの正面。

 

バスは城崎温泉城崎マリンワールドへ向けて出発していった。

 

ここで何をするか。

ふと浮かんできたのは「出石」。

 

そうだ、出石へ行こう!

という訳で、豊田町の向かい側のバス停へ向かった。

 

 

今日の旅のスタートは・・・。

2020年2月22日。

 

コロナウイルスが席巻している中、私は大阪・阪急三番街のバスターミナルにいた。

 

前日に名古屋から「青春大阪ドリーム」号でJR大阪駅に乗り込んできた。


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↑午前6時過ぎの阪急三番街バスターミナル。

 

バスターミナル自体は朝6時50分から開くが、時刻表を見ると、四国や山陰方面は✕(満席)や△(あとわずか)が並んでいる。

 

さすがは、3連休の初日。

コロナウイルスはどこ吹く風といったところか。

そういえば、前日のJRの夜行バスは全て満席だったのを思い出し、旅熱はものすごいもんだと感心してしまった。

 

コンビニでの買い物を済ませて、午前7時10分。

今日乗るバスがやってきました。


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↑豊岡の全但バス城崎マリンワールド行き。

 

今日の行きのバスは午前7時20分発、豊岡・城崎温泉経由城崎マリンワールド行きである。

 

全但バスは、兵庫県の但馬地方を中心に路線バスや大阪・神戸・京都方面の特急バスを手がけている。

 

あっという間に席が埋まり、定刻通り阪急三番街を出発したのである。

ついにゴール!

原谷駅から2つ進んだところにもう一つ、有形文化財に登録されている駅がある。


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桜木駅の駅舎。

 

桜木駅は、原谷駅と同じ昭和10年に開業している。

 

駅前は県道が走っていて、お店も増えていて、掛川の都市部に入ったんだなぁと感じさせられるものがあり、ホームから見るとヤマハの工場も見えている。

 

そんな中、ホームに立っていると時がゆっくり感じさせるものである。


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↑プラットホームにも味わいがある。

 

これで有形文化財に登録された駅は全て訪ねて、全ての旅が終わり、午後4時35分、掛川駅に到着したのである。


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掛川駅の駅舎。


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↑2日間お世話になりました。

 

という訳で、2020年の最初の旅でしたが、自然の変化あり、歴史あり、街道あり、駅舎ありと盛られまくりの旅でした。

 

そして、結構歩きました、歩くことで発見もありました。

 

さっ、次はどこへ行きますか。

次回もお楽しみに。


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↑名残惜しいけどお別れです・・・。