更に美保関灯台を歩く。
↑ここにも安全を祈願する神社。
↑美保之碕を示す石碑。
↑山陰最古の美保関灯台。
美保関灯台は明治31年に初点灯された山陰最古の灯台で高さは14m、水面からの高さは83mで、大山、弓ヶ浜、隠岐の島まで見ることが出来るそうだ。
美保関灯台は石造りの灯台で、平成10年に「世界の歴史的灯台100選」に選ばれ、「日本の灯台50選」にも選ばれているそうである。
旧事務所や宿舎は、ビュッフェに改装されている。
↑隠岐の島の案内も。
しばらく眺めているバイクの音が聴こえてきたのでバスが停車しているところに戻るとツーリングのバイクの一団が休憩をしていた。
ここはツーリングの場所としても人気なのかもしれない。
まだまだ時間があるので、日本海の雄大さをじっくり堪能することにした。
いよいよ美保関灯台へ。
境港からやって来たゑびすライナーに揺られて約10分ほど、美保関の街から緩やかなカーブや急な坂を日本海を眺めながら上がっていく。
バスはレストハウスの近くの駐車場に到着した。
↑島根半島東部の案内図。
ここは、大山隠岐国立公園にもなっている。
↑大山隠岐国立公園の紹介。
ここは別名、「地蔵崎」と呼ばれているが、古くは「美保之碕」と呼ばれていたが、船の事故が相次いでいたので、航海の安全祈願のために多くのお地蔵さまが岸壁や波打ち際に奉納されたので、「お地蔵さまがある岬」ということから中世から「地蔵崎」と呼ばれるようになったという。
↑夏空に映える地蔵崎。
隠岐に向かう船も写り込んでいる。
地蔵崎の風景を見ると日本海にもこんな美しい風景があったのかと感じるかもしれない。
更に地蔵崎付近を歩いてみよう。
漁港で山陰名物。
↑石畳の奥にたたずむ佛谷寺。
佛谷寺は、大日如来像を始めとした仏像たちが安置されていたり、八百屋お七の恋人小姓吉三のお墓もある。
↑小姓吉三のお墓。
さて、ここまで来ると石畳の道もあとわずか。
↑ゆっくりと時が流れている。
日曜日だから時の流れも本当にゆっくりである。
↑再び日本海に出て来ました。
↑ゑびすライナーのバス停。
ここでバス停の時刻を見るとあと30分ほどあるので、ちいさなお土産を探すことに。
↑美保関売店なかうら。
このお店は「どじょう掬いまんじゅう」でお馴染みの中浦食品のお土産屋さんである。
「どじょう掬いまんじゅう」はもちろんのこと、美保関の海産物や境港・松江のお土産、イートインスペースもある。
そこで私は「どじょう掬いまんじゅう」を購入。
どじょう掬いまんじゅうは、後でいただくことにして、いよいよ今日の最大目標、美保関灯台へ向けて、境港からやってきたゑびすライナーで向かうのである。
石畳の路地裏を歩いてみる。
美保神社の横には昭和の風情をそのままに石畳の道が存在している。
↑石畳の奥には何がある?
↑風鈴の優しい音色が旅情を誘う。
チリン、チリン・・・。
どこからともなく風鈴の音色。
軒下にはガラスで出来た風鈴が吊るされていて、海からの風で優しい音色を醸し出している。
↑子供たちが夕方になるとここで遊んでいても不思議ではない。
最近、どこの道も車や自転車が通ってしまいなかなか道で遊べることも少なくなってしまった。
だからこそ、石畳の道の近くに住んでいる子供たちは幸せなんやろうなぁと感じた。
そうこうしていると・・・。
↑「なるほど」と感じた貼り紙。
何事も笑顔が一番なんだよね。
貼り紙の近くには、お寺さんが・・・。
↑小さなお寺さん、佛谷寺。
中はどういう風になってるか、入ってみることにした。
美保関を見守る美保神社。
美保神社は港町を見守れる場所に鎮座している。
↑社号標・ニノ鳥居。
美保神社に祀られているのは、五穀豊穣・夫婦和合・安産・子孫繁栄・歌舞音曲の三穂津姫命(みほつひめのみこと)と海上安全・大漁満足・商売繁盛・学業・歌舞音曲の事代主神(ことしろぬしのかみ・えびす様)である。
美保神社の特徴は音楽の神様が祀られていて、海上安全や緒願成就のため、たくさんの楽器が奉納されている。
さすが神楽の本場・島根県なだけにうなずけるものがある。
↑美保神社の燈籠、立派です。
↑神門にやってきました。
神門をくぐるといよいよ拝殿に差し掛かる。
↑美保神社の本殿・拝殿。
私はお賽銭を入れて、「今日はよろしくお願いします」と挨拶した後、拝殿・本殿を見て回ることにした。