いよいよお茶をいただく。
呈茶をいただく部屋はこんな感じ。
↑明々庵と美しい庭園がまる見え。
↑赴きのある掛け軸や茶の道具も。
さぁ、ここでどんなお茶がいただけるのか?
初めてなので、作法も何もわかりませんが・・・。
「お待たせしました」
さぁ、やってきましたよ。
↑今回のお茶と干菓子。
ここで今回の干菓子の説明がある。
まず黄緑色の干菓子は彩雲堂の「若草」。
「若草」は、松平不眛公の歌、
曇るぞよ 雨降らぬうちに 摘みてこむ 栂尾山の 春の若草
から来ている。
黄色の干菓子は、三英堂の「菜種の里」である。
これも不眛公の歌
寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けば 飛び交う蝶の 袖そかすそふ
から来ていて、白の部分は蝶を示しているのかもしれない。
普段、何気なく食べている和菓子でも由来や意味、背景を感じるだけでも更に味が深まるのを感じた。
もちろん抹茶もシンプルだけども深い味わいだった。
和菓子の意味を訪ねるのも今後、私の旅の楽しみになっていきそうだ。