ホーランエンヤ〜、ホーランエンヤ〜。
↑次に訪れる場所と重要な関係がある。
↑ホーランエンヤ伝承館の入口。
やってきたのは、松江歴史館の隣にある、松江ホーランエンヤ伝承館。
「ホーランエンヤ」とは、正式には「松江城山稲荷神社式年幸祭」と言い、10年に一度城山稲荷神社から約10キロ離れた東出雲町の阿太加夜神社まで船で7日間かけて神様を運ぶお祭りで、実は今年の5月18日から26日まで行われたそうである。
上の写真は神様を運ぶ5つの地区のことを示していて、順番が決まっている。
順番は馬潟→矢田→大井→福富→大海崎となっている。
パンフレットの地図を見ると中海に面した地区で神様を運んでいる。
では、何故ホーランエンヤが始まったのか。
1648年、出雲の国は大凶作の危機になり、当時の藩主・松平直政は、城山稲荷神社の神職を兼ねていた阿太加夜神社の神主の元へ城山稲荷神社の御神霊を船で運び豊作を長く祈らせたそうである。
中は、実際に船につけられている装飾品や映像を通じて各地区のお祭りでの役割や実際の航行シーン、祭りまで準備の様子を見ることができた。
私は10年後、忘れていなければ是非見たいと心に近いながら更に北へ向かうのであった。