薄口醤油を学ぶ。
次にやって来たのは、如来寺の斜め向かいにある、「うすくち醤油博物館」。
↑うすくち龍野醤油博物館。
この博物館はヒガシマル醤油が龍野醤油の文化と歴史を後世に伝えるために作られた博物館である。
入館料は10円と書いてあったので、ドアを開けたところ、ちょうど開館したてで、10円を出してパンフレットをもらい、まずはDVDで薄口醤油についてお勉強。
龍野は何故、醤油の製造が盛んになったか。
それは、播磨平野の小麦に大豆、赤穂の天然塩、さらに揖保川のキレイな水、揖保川が瀬戸内海と繋がっていて大消費地の大阪とも水路で近かったため醤油の産地になった。
博物館では、昔の醤油の製造工程を学ぶことができる。
ところで薄口醤油は普通の醤油と違ってあるものが入っている、それは何か?
正解はお米。
大豆は炊いて、麦は炒り、お米は蒸して甘酒にして麹菌を馴染みやすくする。塩は良質の水で溶かして使う。
昔の薄口醤油は1年かけて発酵させるため手作りの桶にいれて熟成して最後に甘酒を入れて絞っていたそうである。
醤油のことが勉強になる施設である。
ちなみに10円というのは、ご縁の度重なる重縁から来ているそうである。
醤油博物館から出てしばらく歩くとマンホールが。
↑マンホールは赤トンボである。
赤トンボを書いた三木露風も龍野出身である。
歩いていくと小学校などの文教地区に差しかかってきた。