いっちゃんのリュックサックを背負って

このブログは私が日本全国をリュックサックを背負って、見たこと、感じたことをありのままに書いています。どんな旅をしているか楽しみながら読んでください!

京福バスとえち鉄で福井直感旅~パートⅥ

再びえちぜん鉄道三国芦原線を福井方面へ向けて戻ることにした。

 

午後4時過ぎになって陽が傾き始めると、冷たい風が吹き始めてきて冬の寒さが戻ってきた。

 

九頭竜川を渡る手前で、福井市内の最初の駅で、フェニックス田原町ラインの起点(終点)になっている鷲塚針原駅へ午後4時39分に到着した。

 

島式ホームの三国芦原線から、駅構内の踏切を渡ると、新しい路面電車用ホームに福井鉄道路面電車である、「FUKURAM」と書かれたF1000系電車が休憩していた。

 


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↑鷲塚針原駅に停車している福井鉄道路面電車型車両。

 


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↑車内はこんな感じ。

 

では、ここでフェニックス田原町ラインについて触れておくと、

 

フェニックス田原町ラインとは、2016年3月に福井鉄道(田原町〜越前武生間)とえちぜん鉄道三国芦原線(田原町〜鷲塚針原間)の相互乗り入れの開始の時につけられた愛称である。

 

そのため、乗り入れ車両は全て路面電車タイプが使われる。ちなみに車両は福井鉄道は写真のような「FUKURAM」の愛称がつけられたF1000形で、えちぜん鉄道は新しく新造された「Ki-bo」の愛称がついたL形電車で運転されている。

 

ちなみに「FUKURAM」は3両編成、「Ki-bo」が2両編成で、えちぜん鉄道線内は、急行として乗り入れる。

 

では、何故急行として乗り入れているのか。

相互乗り入れの際に、路面電車用のホームをえちぜん鉄道側(田原町〜鷲塚針原間)に新たに作ったのだが、出来なかった駅があったからである。

 

午後4時49分、扉が閉まってゆっくりと出発。唯一止まらない駅の中角駅を通過して九頭竜川を越える。

FUKURAM」はえちぜん鉄道の電車と変わらないくらいのスピードで快走する。

路面電車は普段はゆっくり走る感じがあるけれど、普通の鉄道線に入るとものすごい力で走るんだなぁと思いながら、新田塚(にったづか)駅に到着。

 

新田塚駅は、鷲塚針原駅と同じように路面電車用のホームを新しく設置している。ここで、三国港行きの電車と待ち合わせ。

 

八ツ島駅、日華化学前駅、福大前西福井駅は、元々は電車用ホームの一部を路面電車用ホームに改造していて、行き先案内表示器があり、電車用ホームに止まるか路面電車用ホームに止まるかを案内している。

 

福大前西福井駅で、青色の「FUKURAM」(鷲塚針原駅行き)と待ち合わせをする。平日の朝には、福大前西福井駅発着の電車も存在する。そして午後5時2分、田原町駅の手前で福井鉄道の線路に入って田原町駅に到着した。

 


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↑午後5時過ぎの田原町駅

 

田原町駅は、えちぜん鉄道福井鉄道の接続駅で、福井鉄道側は、フェニックス田原町ラインのスタート前は無人駅だった。

 

田原町駅のホームは、

1番のりばが、越前武生行き(主に普通電車で田原町駅で折り返し)

2番のりばが、フェニックス田原町ライン(鷲塚針原方面、越前武生方面)

3番のりばが、えちぜん鉄道三国芦原線(福井、三国港方面)

となっている。

 

福井鉄道側の駅に回って、改札で福井鉄道田原町から福井駅前の間、160円の切符を購入して、チラッと構内を見ると、えちぜん鉄道側は夕方のラッシュが始まっていた。

 

そして、1番のりばに停車中の緑の「FUKURAM」に乗車。行き先は、福井駅経由の「普通   越前武生」行きである。

 


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田原町駅に停車中のFUKURAM

 

午後5時24分、静かに扉が閉まり、ゆっくりと出発。

田原町駅を出発するとフェニックス通りの路面区間に入り、南下していく。学校の建物が見えてくると、「仁愛女子高校」電停に停車。

更に、ホテルなどの建物が増えてきて、賑やかさが増してくると、「市役所前」電停に到着。ここで、「福井駅前」電停からやってくる田原町駅行き電車を待ちあわせ。

バスの時間があるので、ヤキモキしたが名鉄の旧岐阜市内線で使われていた電車が「市役所前」電停に入ってきたと同時に扉が閉まり出発。左折してほどなくして、今日の旅のゴールである、「福井駅前」電停に到着した。

 

なお、この「FUKURAM」は進行方向が反対にするため、運転士さんは反対の運転室へ移動して武生方面に向かうことになる。

 

私は、時間がなくなってきたので、早足で福井駅東口へ向かうのであった。

 

次回、パートⅦ(ファイナル)へ続く・・・・・。