いっちゃんのリュックサックを背負って

このブログは私が日本全国をリュックサックを背負って、見たこと、感じたことをありのままに書いています。どんな旅をしているか楽しみながら読んでください!

2017年初旅! 伊勢神宮から志摩半島まで〜パートⅤ




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鳥羽駅に到着した私は、次の賢島行きを確認してホームへやってきた。

 

そして、4番のりばに15時31分発の2両編成の賢島行きの普通電車が到着した。(近鉄の場合、大阪側だと各駅停車、名古屋側だと普通電車と表現の違いもあるので面白いし好きなのだ)

 

乗った時間は、連休の中日だったのか志摩半島のホテルへ向かう人から部活帰りの学生さんまで比較的混みあっていた。そして、定刻通りに出発。長い鳥羽駅のホームを2両編成の列車は、ゆっくり離れていった。

 

近鉄志摩線は、特急と普通しかなく特急の場合だと大阪難波大阪上本町、京都(朝と夜のみ)、名古屋と1時間につき各1本、普通電車だと伊勢中川と名古屋線の白塚から賢島まで各1本ずつがダイヤの基本となる。

 

電車は走ってすぐに、鳥羽水族館やフェリー乗り場のある中之郷駅に到着、ここからは単線区間に入る。単線区間は家や商店がキワキワまで迫っている。

 

志摩赤崎駅を過ぎて、加茂川が目の前に見えると船津駅で、目の前には川が一望出来る、そしてここから複線となる。普通電車でも特急と負けず劣らず、時速100キロは出ていた。

 

電車は、山の中をひたすら走る。駅の近くにさしかかかるとポツン、ポツンと住宅地が見えてくる。近鉄の路線は数あれど志摩線も特急以外は本当のローカル線だなと感じるのだった。

 

ただ、入場専用と出場専用のICカードをタッチする機械を設置しているのを見ると都会なんだなと思うところがあり、更にその横には整理券発行機が置いてあった。

 

そして、上之郷駅を過ぎると再び単線に入り志摩磯部の手前で複線に戻ったところで特急の停車駅のひとつ、志摩磯部駅に到着する。

 

ここから、志摩磯部、鵜方、賢島の3つの特急停車駅を観察することとする。

 


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まず、最初に降り立ったのは志摩磯部駅

行き先表示はパタパタ式で、普通という種別表示が完全に擦れていた。

 

乗り場は3番線まであり、

 

1番線は鵜方、賢島方面

2番線は、大阪、京都、名古屋方面用

3番線は、回送電車用になっているようだ。

 


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改札口やコンコースは雨なのかどうかはわからないがガランガランの状態。

 

改札口を出たところにあるテナントも無しで、近くにあるビジネスホテルの空室の有無のボードは当然空室ありの状態。

 

おいおい。こんなに寂れたのかと思いつつ駅舎を見ることにした。

 


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立派なスペインの石を取り寄せて作ったのに、手持ちぶさたのように感じた。灯りがついているのは近くのビジネスホテルと同じようにスペイン風の建物の銀行のATMコーナーだけであった。

 

送迎の自家用車もなく、止まっていたのはリゾートホテルの送迎車だけだった。

 

駅舎の外にあったお店もシャッターで閉ざされたままだった。それもそのはず。以前は志摩スペイン村の直行バスが運行されていたが、2007年の3月に鵜方駅に移ったからだ。

 


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駅の中を歩いていると磯部の御神田(おみた)というお田植え祭りの絵が飾られていた。

 

ホームもだいぶ真っ暗になってきた。私は、次の特急停車駅の鵜方に普通電車で向かったのである。

 

次回、パートⅥに続く・・・。